ニーア・オートマタ。プレイ感想。

はい、Kです。
つい先日私、PS4版『ニーア・オートマタ』をクリアしました。
年始の時に買ったんですが、ちょくちょくちょくちょく進め、2か月くらいでクリアしたんです。
ゲーム終わりでトロフィー取得70パーセントきっちり。
金トロ獲得済み。
プレイ時間38時間。
結構やりこんで終わってるハズです。
名高いタイトルだったんで、そのプレイの感想でもお伝えします。
ガッチリネタバレします、お気をつけ下さい。
ストーリー
個人的な感想ですが、たくさんの要素があるけど結果、最後全部ムースにされ『流動食』になった感じの話。でした。
その理由は簡単で、全勢力に対してGoodエンドだから。
誰も損してないし、得もない。
最も当てはまる穴があって、そこに埋まっただけ。って感じのするストーリーです。
本編は1部2B編 2部9S編 3部アナザー。
3部構成です。
ただ問題はこのゲーム、1部である2B編以外は必要ない。という事。
なぜなら2部目は完全に1部と同じで、同行者だった9S視点のゲーム、始めから。
強くないのにニューゲーム。の微妙な違いしかないのを繰り返します。
1部終わりにその事を告知され、すっごく萎えます。
2部は本当に面倒なだけで、どうかと思いました。
そして3部に移るんですが、3部主人公がまた……。
終始、レイ〇された娼婦。なんですよね実際。
格好がひどい。
ちなみに日本のエロゲー式ではなく、海外のガチ娼婦の映像です。
心はすさんでますっ! 的な事を3部始まりに教えられるんですが、ここで2択。
『ちょろく適当に終わる』『心がゆっくりとほどけていくのを時間をかけて見守る』というのが頭に浮かびます。
この時点で2部の面倒な作業終えたばっかりで、プレイが27時間近く経ってるので、どっちも最悪だと思ってしまう自分でした。
そして答えとしてはちょろ終わりです。
正直3部いらない程度の掘り方。
結果このゲーム、2B以外はいらないという認識になります。
ストーリー自体がホント、2B編の20時間+α程度しかないのに、38時間やらされます。
しかも3部では……2Bさんがいなくなるという現実。
ヤル気がげっそりと落ちる感覚がありました。
詳細な経緯としては、宇宙人さんが侵略してきていて人類は滅びの危機にある。という所からスタート。
人類は攻撃されて苦戦……ではなく攻撃して地球上から駆逐する。という認識なんですよこのゲーム。
宇宙人も姿を見せず、その手下の機械生命体は確固たる意思がなく、あんまり戦う気力もない。
人類も戦うと言っても人ではなく、全てが不死に近いアンドロイドに任されている(2B、9S、レイ〇された娼婦もそう)。
ですので破壊するだけです、が、その分『人類本部』への不信が高まる設定です。
宇宙人の影や思い、ってあんまり感じません。
それで結局やっぱり、人類軍おかしいよねってなります。
これが1部2部通しての話。
そして3部になり突然、宇宙人の手下である機械が活発になって、ラスダン前の様相に。
宇宙人の手下嫌いの、レイ〇された娼婦が戦っていく。という感じです。
ただ……宇宙人なんてストーリーから蚊帳の外だったんで、正直困惑しかない。
そしてそこで明かされる真実とは、宇宙人は宇宙人でもうすでに内紛で滅んでおり、戦う事だけがプログラムされた機械が残っています。
戦う相手がいないと、殺りく兵器たる機械生命体は生きる意味ないね。
だからアンドロイド生かさず殺さず遊びましょ?
ってしながら人間文明の残滓から学習して、戦争よりももっと良い事目指そうってなってます。
そして人類の方はと言うと、事実としてはほぼ『宇宙人が来る前に』絶滅。
だがそれ言うと、アンドロイドのやる気がガチ落ちするので秘匿、そして風説の流布(人間生きててピンピンしてるぞーって言いふらす)の為にヨルハ部隊結成。
風説がいきわたり、次世代の機体が作られた頃にお役御免、ヨルハ廃棄。
という人間の計画だったとされ。
そして3部最後はヨルハが(ほぼ)滅び、宇宙人の手下たる機械生命体は、行きたかった宇宙に飛び立ち終わる。
はい。
誰も得も損もしてません。
ヨルハは元々廃棄予定で、自分達で宇宙人を呼び込み自爆させるようプログラムされてますし。
宇宙人の内紛で生き残った機械生命体も前述通り、アンドロイド達を生かさず殺さずです。
完全なるプロレス。
息の合った無気力相撲でした。ってだけです。
なので……うん、まぁ、全部の陰謀論が『滑稽だ』。という感想しか出てきません。
最後2Bが生き残りましたが、まぁどっちでも、って感じです。
なんせ、戦い自体がお遊びで、宇宙人はもういないですから。
フィールド
アクション要素がかなり高いRPGで、広いマップは魅力ですね。
ただ問題は、9S編でしか開けられない『秘匿宝箱』が数十個大量に転がってる事。
2B編やってて、1個目は見つけた時はドキドキしますが、無数に秘匿があるのでげんなりし、『またか』ってなる理由になります。
2部入っていちいち覚えてなきゃいかんが、覚えられん位無数にあるので、2B編を楽しめば楽しむ程、RPG好きは面倒臭い気持ちにさせます。
しかもフィールド無駄に広いから、こんな広いならもっとダンジョン間隔詰めて、2部まで半分を未開にしといて新しいストーリーしろよ。って思う原因にもなる。
システム
とりあえず面倒です。
戦いにくい、マップ探索しにくい、物を売りにくい。かと。
落ちてるアイテム拾うのが面倒。→10時間くらいしたら自動取得機能が手に入るよ。
マップ無駄に広くて野放し。かつクエストで頻繁に遠出しないとだから、ルーラ使いたい。→7時間くらいしたらルーラできるよ。
宝箱の位置とか分からないから、隅々まで行かないといけない。面倒。→15時間くらいすると(以下略)。
なんで後回しにするのか謎の要素多すぎ。
音楽
これはまぁ文句はないかと。
良い方といえますね。
総合評価。
68点くらい?
ただし2B点が5点あるので、内容は実際は63点です。
キャラゲーですね。ストーリーに期待するのはやめた方が……。
値段にするなら4000円くらいか。
ちなみに私の点数はかなり厳しめなので、普通の人だと70点くらいじゃないかな?
評価値段が『原価(PS4なので8000円位)』を超える事は絶対にありえません。